* 灌水は1月と同じ。

*下旬にこの春植え替えを行わない物以外は肥料を与える。(私はグリーンキングを使っている)グリーンキングなら大匙1.5〜2杯を鉢全体に撒く。

*下旬に消毒をする。(スミチオン・カルホス乳剤などの殺虫剤とベンレート水和剤等の殺菌剤を混合し、1000倍液にし、良く攪拌して散布すると効率が良い)

・消毒液は希釈率を守らないと、薬害を起こし、落葉だけで無く、ひどい場合は枯れ死する。

・消毒の際は、マスク、ゴム手、長袖を着用し、出来るだけ液は皮膚に付着しないようにする。霧状の液は吸い込むと100%体内に吸収するといわれているので充分注意が必要。

*1月と同様に目抜き、適蕾、針金掛けを行う。

*中旬頃から3月中頃までは荒木(新木ともいう。地植で生育していたものを掘り起こしたもの)の鉢上げに最適。

・鉢上げの際は、根洗いをし、黒土を完全に洗い落とす(黒土は予め竹箸等でほぐし落としてから水洗いしないと完全に落ちない。水洗いは水道水を勢い良く吹き付け行うが、根の皮が剥げ無い程度の勢いで行う。

・培養を目的に大きめの鉢に植えつけるが、最終的に植付ける化粧鉢の大きさを考えて、思い切って根を切り詰めておく。大きめの鉢に合わせて切り詰めると、後で化粧鉢に植付ける際、もう一度太い根を切り詰めなければならない。この為生育が著しく悪くなる。

・太い根を切り詰める際は出来れば根きり鋏を使用し、一度に切り落とすと根が裂けたりしないので、後の根出が良い。

・根の整理が出来、植付ける前、1時間程度メネデール500倍液に付けると後の生育が良いといわれている

*下旬から、春の植え替えを行う。(私は強い晃山系から行っている)

・この時期から3月下旬頃までの植替えは強い根捌きが出来る。

・強い根捌きをした物はその年の花は諦めなければならないが、さつきは3年前後で植替えが必要であり、私は2回に1度は強い根捌きを行い幹の下まで素直に水が通るようにする。こうしておかないと樹勢が悪くなる。その年は花を諦めるのも肝心と思っている。

・植替えたものは根を切り詰めた分、ある程度枝も切り詰め葉数を少なくし葉からの蒸発と根からの吸収のバランスを取る。

・植え替えの際は樹が風などで揺れ、根が不安定だと根出しが悪くなるので、針金や紐でしっかり根と鉢を固定する。

・黒土が残っているものをそのままにし、鹿沼土で植え替えると黒土と鹿沼土部の水捌けの違いから、黒土部が過湿になり、根腐れを起こすといわれている。植え替えの際黒土を発見したら土を良くほぐし、黒土を完全に除去し、面倒でも根洗いをする。根洗いをした物は根とのバランスを取るため、思い切って葉数を少なくする。(鉢で仕立てていたものの根洗いは、荒木のように樹に力が無い為、後の管理が大切。
私は灌水は鉢土表面が乾いてからとし、潅水しない時は、枝葉や幹に霧吹きを行っている)メネデール等の植物活力剤を灌水や散布に使うと効果があるといわれている。

・植え替えが終わった物は、水苔と山苔を細かくして混ぜたものを水に浸し、鉢土上に貼る。(水苔は荒めのフルイに擦り付けると細かくなる)張り終わったら、他の鉢などに生えている化粧苔を取り、細かくして苔を張った上に撒いておくと、1〜2ヶ月位で表面に苔が生えてくる。

・時期が早く植え替えたものは出来るだけ鉢土が凍らない様注意する。